Embrasse-moi

ただの主婦が好きな漫画やアニメの二次創作置く僻地ブログです。

ローだけどハイ

KOBE妄想、オリジナルキャラの小川君が出てきます。
オリジナルキャラクターが出てくるのが苦手な方は、そのままお読みにならないように…

一緒に仕事をしている小川はヲタクだ。一見すると中学生に間違えられるようなとっちゃんぼうやで、尚且つ関西でも有数の資産家の子息。
見た目は斗南大学のアニメ部と深い友情で結ばれているなんて思いもよらないさわやかくんだ。

夏と冬にはまとまった休みを取って、東京のヲタクの祭典に出かける。
研修医のくせにその条件を取りつけてから、この病院に来たらしい。


「入江くーん、今日も天気がいいねぇ~」
分厚いパンフレットを片手に休憩コーナーにやってきた。
理解できない絵柄の表紙のそれは、振り下ろせば凶器にもなりかねない重さなのだ。
届いたその日に家に押しかけて、持たされたときは驚いた。
デジタルカタログも売っているそうだが、小川は
「やっぱりさーめくった感触が好きなんだよ。次のページにはどんなサークルがあるんだろう~ってわくわくする気持ちを僕は大切にしたいんだよ!」
と、意外なことを言った。

「ご機嫌だな」
「ん♪頼んでいたフィギュアの出来が良くてねーっ」
と白衣のポケットからフィギュアを出してきた。
青いビキニのコトリンフィギュアだった。
「ほら、コトリンって割と貧乳でしょ?そんな娘(こ)にはマイクロビキニが意外と似合うんだ!
 それでさ、ハイレグよりもさ、これからはローレグだよ!ほらこっちの方が下腹部とかのラインがいいだろう?」
schoolswinningwear2-2-1.jpg

手渡されたそれは…青い横縞のビキニを着た琴子が恥ずかしいそうに上目遣いで見上げ、両手を後ろ手もじもじと組んでいる…そんな一瞬をとらえたフィギュアだった。
コトリンというキャラクターで決して琴子ではないのに、こいつの手作り?のフィギュアは本物を思い起こす作りになっている。
怒りを覚えつつも、天が与えたこいつの才能に一瞬引き込まれたのでは事実だ。
「ほら、入江くんもいいとおもうだろう?」

満足そうな小川の顔をみて、叱る気力を無くしつつ裏返したらローレグの水着からはみ出したお尻のとある場所にほくろが二つ再現されていた。
それは結婚してから俺が琴子におしえたほくろだった。

「お、小川…おまえ。なんでこのほくろ…。なんでお前が知ってるんだ?」
氷結してしまうと評判の俺の睨みをものともせず、小川は天使のような笑みを顔いっぱいに浮かべて悪びれずそのほくろを指差した。
「この間ぁ琴子ちゃんが来たとき、お酒飲みながら話していた時にほくろの話になって、『入江くんが新しいほくろを教えてくれたんだぁ』なんて、のろけてくれちゃって、へへ。どのあたりにあるの?って聞いたら『秘密ぅ』とかいって、あてっこすることになってさ。」
「で?誘導訊問して聞き出したのか?」
「いやーぁ、僕って色々勘がよくてさー。一発目で当てちゃったの。だって、結婚するまでしらなかったんでしょ?琴子さんのお父さんが赤ちゃんの頃おむつとか頻繁に手伝ってなさそうな感じだし、そもそもそんなこと話すような人じゃないらしいし。じゃあぁこのあたりかなって言ったら『なんでわかっちゃうのー?小川君凄い!』と、大当たりだったの。」

「悪いけど、これまた没収な。」
俺は小川の手に戻したそれを取り上げて白衣のポケットに入れた。
まったくこいつ、ロクな奴じゃない。

「それだけ没収しても無駄だよ」
小川は余裕の表情で言い放った。
「なに?」
そして小悪魔のような微笑みで俺を威圧する。
「もう2000体はコミケの会場に直接搬入することになってるから。」
「2000… 直接?」
「それにその中の20体はスペシャルバージョンで学校の制服かナース服からキャストオフできるようになってるんだよ!」
「……」

もう、全部回収するには俺一人では無理だ…。
しょうがないがパンダイ…親父の力を借りよう…。

「悪いがパンダイの力を使わせてもらって、全部回収させてもらう。」
「それはできないよ!だってそれパンダイの企業ブースでの頒布だもん。ゲーム事業部フィギュアグル―プとのコラボで今度のゲームの販促グッズの目玉だよーん。」
「な…なんだって…」

その時の休憩コーナーはものすごいオーラに包まれていた…らしい。
そして、あの入江が小川に完敗だったと…後々語り継がれることとなった…らしい。

たかがコトリンのフィギュアだ。
気にしなければいいんだ…。
その晩、帰宅して没収したコトリンフィギュアを入れる箱にマイクロビキニフィギュアを納めた。
こんな、フィギュアなんて…。
恥ずかしがって見上げるフィギュアが段ボールを閉めるときにさびしそうに見えるのは…フィギュアの出来なのか俺がかなりの琴子不足だからなのか…。




(終)

すみません。水着熱から小川君ネタがぽろぽろわいてきて…ばらばらだったのをまとめてみました。



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3 Comments

ema says..."Re: タイトルなし"
はるいちばんさん、コメントありがとうございます。

小川君は入江くんをヘタレにするために生れてきたような存在になってしまいました(笑)

パンダイは萌えが商売になるってことがわかってきたんですねw
入江パパはもうそのあたりは適任者に一任して、知らなかった…みたいなオチでいかがでしょう

成人した裕樹がインターンシップでフィギュアグループで働いて目を白黒させつつ、萌えコンテンツ事業に才能を発揮したりしたら楽しいなぁと妄想が広がります。

「お前、人の奥さんを好き放題につかってるな。」
「(ギクッ)お、お兄ちゃん、コトリンは琴子がモデルだったけど、もう今はそんな狭い範囲の存在じゃないんだよ。『ガムダム』と『キュア48』と並ぶレーベルになってるんだから」

みたいに。
2012.08.06 09:55 | URL | #- [edit]
はるいちばん says...""
小川君、入江君をいい負かすなんてさすがですw
しかし、パンダイの企業ブースでの頒布って、入江パパは入江君に怒られないのでしょうか(笑)
2012.08.05 10:06 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.08.05 08:50 | | # [edit]

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