Embrasse-moi

ただの主婦が好きな漫画やアニメの二次創作置く僻地ブログです。

春一番








































続きには
青江君のショートがあります。

その強い風は桜のつぼみが膨らんだ枝を大きく揺らしていた。
「きっと今日は『春一番』だな。入江」
「そうだな」
二人は着ていた上着を脱ぎ片腕にかけて中庭の渡り廊下を渡っていた。

卒業生を送り出した空っぽの教室に明るい日差しが差し込んでいた。
「4月からは俺たちがこっちの校舎か。」
「うん」

生徒会の片づけ仕事を言葉少なに手伝ってくれた友達は、卒業や進級に関してあまり興味がなさそうだ。
「渡辺、今日は花粉大丈夫なのか?」
「あぁ、最近処方してもらった薬が結構よく効くんだ。眠くもならないし。」
「ふぅん」
こうやって友の体を気遣うやさしさはあるが、見た目に惹かれて言い寄ってくる女の子には全く容赦しない。
午前中の卒業式のあと、女の先輩方が記念写真をと寄ってきたときには、丁重にかつ厳しく断っていた。

4月から使うことになる3-Aの教室にはいり、窓越しに中庭を眺める。
卒業生を見送るときに人一倍泣いていた女の子のグループが中庭のベンチに座っていた。

一人明るい髪色の女の子が立ち上がり、大きなジェスチャーで何かを友達に話していた。
日差しに髪が輝いて、強い風にあおられてなびく。
顔は見えないけれど、仕草と髪の毛と揺れるスカートに目が釘づけになった。
「卒業式で鼻水垂らして泣いていたみっともない集団だな。」
友は相変わらず容赦ない。
「見慣れない子達だからEかF組の女の子かな。」
二人でその女の子をしっかりとみていた時だ、すごい音がして風が吹いてガタガタと窓を鳴らした。

「!!」
「……」
立ち上がっていた女の子をスカートが大きく広がった。

冷静な友も一瞬驚いた表情になったものの、すぐにいつもの顔に戻っていた。が、僕は突然のことに動揺してた。
きっと頬が紅潮している。

友はそんな僕の表情を見て、にやりと笑った。
「なんだよ、渡辺。あんなパンツで興奮するのかよ。」
「あんなって、そりゃスカートめくれてスパッツじゃなくてパンツ見えたら驚くだろう~!」
「くまちゃん柄のお子様パンツなんて、いまどき小学生でも穿かないだろう。」


その後、すぐに話題は変わり、その後、それぞれ帰路に就いた。
電車の窓から強い風にあおられる沿線の緑を眺めながら、中庭の出来事を思い出した。

―僕は、柄までわからなかったけど…―

「…眼鏡変えようかな?」



















その後、友がその彼女のパンツを拾ったり、そしてそれを○○したりするようになるなんて。
世の中は偶然を装い、必然な出来事であふれているのかもしれない。



<終>




うちの青江くんと渡辺くんは琴子のパンツ遭遇率が半端ないです。


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4 Comments

ema-sque says..."Re: 琴子ちゃんと言えば"
佑さん、コメントありがとうございます。
渡辺君もいつか見る機会があるシリーズなのでじっくりその時に見ていただきたいですー。

そうか動体視力!これは特殊能力シリーズでもあるのですね。
2014.03.28 01:16 | URL | #- [edit]
ema-sque says..."Re: こんにちは♪"
たまちさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪いつもの送レスクオリティで申し訳ないです。

パンツネタに反応ありがとうございます。

また、名前すらもしらない女子のパンツにここまで能力全開で(笑)
落ちてるのを見つけた時にはさぞや驚いたのでしょう。

いろんな素敵サイトの青江君にどきどきしつつ、うちの青江君は…相変わらずだなぁと。フェチ要素強すぎですよね。

たぶんいい年になっても、琴子にくまちゃんをおねだりするにちがいない…。
2014.03.28 01:14 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.03.23 08:05 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.03.18 17:50 | | # [edit]

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